行ってきました、サプリメントアドバイザー1日講演会。
6月23日(土)9時受付、9時半講演開始。
う~ん、朝が早いなあと思いながら8時に家を出た。
土曜日だったせいか、思いのほか早く着いた。
地下鉄から出てくる人たちは地図片手だ。かくいう私も地図片手である。
「もしや同じアドバイザーを目指す仲間か?」
ずっと同じ方向へ行く。まだ同じ方向だ。あ、同じビルの中に入った。
やっぱり仲間だったんだね、おはようと心の中で思いながら階段を下りて行く。
階段を下りてビックリ。早く来すぎたと思っていたのに中はすでに人、人、人。
たくさんの人が受付を待っていた。なのに、とても静か。
そりゃあ一人で来るしかないし、知ってる人なんかいないもんね。
静かに待つのが大人ってもんでしょう。
私も静かに受付の前に並び、静かに受付を済ませて、静かに会場の中へ。
講義を受けるんだからてっきり大学の講堂みたいなところを想像していたが、中は小さな映画館のようだった。
一つ違うのは新幹線や飛行機のように、前の席の背もたれに小さな折り畳みテーブルがついていること。
そこで書き取りをするのだね、と私は折り畳みテーブルを引き出した。
ミネラルウオーターを置く……ここでは書き取れないね。テーブル小さすぎ。
一段落ついた私は回りを見回してみた。
おそらく200人ぐらいはいる。
あ、男もいる。おそらく1割程度と思われる。
きっとトイレ混むだろうなあと思いながら講演を待つ。
私は問題集を買っていたけど、買ってない人もいるだろう。
いったい、どんなふうに講演会をするんだろうと思っていたら、やはりテキストらしきものを貰えた。
【講演会要旨集】
これは、会場のスクリーンに映し出されるものを
冊子にしたもの
中はこんな感じ。
マーカーなんぞも引いたよ
【時間割】
9:00 国内外の関連法規
10:40 休憩
10:50 公衆衛生学
12:00 昼食
12:50 臨床薬理学
14:00 休憩
14:10 臨床カウンセリング法
15:20 休憩
15:30 臨床栄養学
16:40 閉会
こんな時間割を私、1日ついていけるだろうか。もはや不安だ。
あれ? これ途中で帰ってもいいわけ? 来た段階で単位は取得できたってこと?
軟弱な私がすでにこんなことを考えていた時、事務局の男性が壇上に上がって説明を始める。
「全ての講義が終了し、帰る際に受講証をお渡しします」
そりゃそうだよね。よし、8000円も払ったんだから真面目に受講して帰るわよ、と思った私に早くも睡魔が。
会場の中がとても寒い。
眠ったら死ぬぞ状態か?
もしやの時の為に持って来た長袖カーディガンを着たにもかかわらず、ちと寒い。
どうしよう……と思ってたら冷房が緩んだ。
あー、良かった、これで講義に集中できると思った時、すでに30分ぐらいは過ぎていたでしょうか。
ものすごく集中力のない自分にビックリした。
国内外の関連法規は、薬事法や、アメリカ・ヨーロッパでの食品に関する法律の話だった。名古屋文理大学の清水教授の語り口はハキハキしていて分かりやすく、すんなり頭に入ってきた。
最後に質問する人がいて、時間は5分おした。
そして休憩時間。
案の定、トイレはものすごい混みよう。
トイレを我慢していた私は、上の階にもトイレがあるはずと速攻で上がったら、まだ気づいている人は少なくすぐ入れた。
はー落ち着いた。次の講義はきちんと勉強するぞ。
ええ、次の講義は最初から集中しましたわよ。
あ、この先生の声は聞き覚えがある。十文字学園女子大学の志村二三夫教授。
なぜだか『ふみお』という名前は忘れられなかった。
二三夫教授の声を覚えていたのは、真面目に通信講座で受講したからというより、癒し系だったからという理由のほうが大きいか。
公衆衛生学。これはアドバイザーが習得すべき知識や、サプリメント・健康食品を科学的に立証させる研究方法、添加物の区分・リスクの授業である。
通信講座で受講した時は難しいな~って思ったけど、実際に講義を受けると通信講座よりは理解できた。
大事なところも分かった。
覚えなきゃいけないことがたくさんあるから焦る気持ちがあったけど、少し落ち着いた。
きっと、要点が分かったからだろう。
ここでさらに予定の時間を5分おして終了。
やった、お昼御飯だ。
私は食事に関しては神経質なところがあるので(単に食い意地がはっているともいう)前もってパン屋さんで美味しい調理パンを買っていた。
案の定、そこはオフィス街なので食べるところがなく、お店も土、日は休みだ。
多くの人は駅まで戻り、コンビニで何かを買って食べていた。
私はパンを食べ、販売していたサプリ関係の資料を見、トイレに行き、ゆっくりとお昼を過ごすことができた。
10分おしていた時間をお昼で調整して、ズレは5分となっていた。
さあ、お腹もふくれたし、午後からの授業はやるわよ、と思った。なのに!
外から戻った人たちもいて、一時、会場内は暑かった。
そこで事務局の人が「暑いのですぐ空調を調整しますから」と言った。
「やめて~。冷えたらすぐ設定温度は上げて欲しい~」
と内心祈っていたが、やっぱり時間が経つにつれ、どんどんどんどんどんどんどんどん冷えていく。
寒い……。ダメかもしれない……と思ったが、お昼御飯を食べたせいか午前中ほど冷えず、なるべく風が当たらないようにカラダを傾けたせいで、なんとか講義を聞くことができた。
臨床薬理学。これは、薬がカラダにどう効くのかという授業で、これも難しいのだけれど、直接の講義は専門用語の意味を詳しく説明して貰えるから理解しやすい。
イオンチャネルのしくみがやっと分かったよ。
サプリメントと薬物の相互作用も面白かった。
講義を聞きながらも心の隅では、次の休憩時間に事務局の人に「寒い」と伝えに行かなくっちゃと思っていた。
よし、やっと休憩時間!
と思いきや、「時間が押しているので、休憩時間はなくします」
「えーーーーーー? そんなことしたら寒いって言えないし、次の休憩時間にまたトイレ、めちゃ混みじゃーーーん!」
当然そんな私の心の声は事務局の人に届くこともなく、次の1時間10分も冷え冷えのまま講義を受けた。
冷えっぱなしの2時間30分ぶっ通しの講義は、ちょっとツラかった~。もー。
凍える私をおかまいなしに、臨床カウンセリング法の講義へ突入。
サプリメントをいかに有効に使用してもらうかということを人に説明する上でカウンセリングは必要であろう、ということで必須科目である。
これは通信講座も講演も面白かった。
内容は患者とのコミュニケーションの取り方で、日常生活にも応用でき理解しやすい。
カウンセリングの基本態度は、
1)観察
2)受容
3)傾聴
4)共感
5)支持
6)繰り返し
7)明確化
8)質問
である。
文教大学の石原教授は語り口の面白い方で、具体的に分かりやすく笑える例をいろいろ話してくれた。
『共感』のところでもやっぱり面白く、隣の女性は「うん、うん」と声に出して返事していた。
よっぽど『共感』したのだろう。
何度も「うんうん」……ちょっとうるさい。
そうこうするうちに来たよ来たよ、待ち遠しかった休憩時間。
しかし面白い教授は話が止まらず、予定の時間をまたまたおしてしまっている。
結果、休憩時間は8分となる。私はやっと事務局の人へ「寒い」と伝えることができた。良かった~。
いやいや安心してる場合ではない、急いでトイレに行かないと。
あーもー!やっぱりすごい行列でしょ。どの階も。いたずらに休憩時間なくすから、よけい時間がかかっちゃうじゃないのー。
もう我慢しちゃおうかなと思ったが、私の後ろにもまだ人が並んでいるから済ませることにした。
会場へ戻ると、すでにもう最後の講義が始まっていた。すいませんすいませんと、通路側の人に立ってもらい、自分の席へと戻る。
あ、冷房が弱まってる。やれやれ。
最後の講義は臨床栄養学。
これは主に、生活習慣病や糖尿病、骨粗鬆症の学習である。
これも生活に密着している内容なので理解しやすいし、通信講座で最初の講義だったので一生懸命やっていた。
だから、今日の講義は復習になって良かった。
他の講義もそうであったら良かったのだが。
朝には不安を感じたが、無事(?)1日講義を終え、受講証を貰って帰路に着いた。
これで12月に試験を受ける資格を得たのだ。
しかし、どうだろう。
こうして1日を振り返ってみると、寒さとトイレのことばっかりじゃないか……私ったら。
ただ、この記事を書いて思ったのは、通信講座の内容をブログで発表すれば、健康に興味のある人にも情報を知らせることができるし、自分の勉強にもなるということが分かった。
なので、できるだけ勉強の内容を発表していこうと思う。
今回、会場に行って『?』となることがあった。
会場には当然、サプリメントアドバイザーを目指している人しか来ていないはず。
それなのに、喫煙所では煙草スパスパの人たちが! 狭いロビーが煙い。
???
今日の講義でタバコと肺がんの関係の話も出たよね? ニコチンの致死量の表もあったはず。
う~ん分からない。
あ。お医者さんや看護師さんは割とタバコを吸ってる人が多いのと一緒ってこと?
そういえば、近所の薬剤師さんが歩きタバコしてるの見たことある。
医療関係者も人間だもんね。それで説得力が弱まらないといいけど。
医者の不養生ともいうし。
あ! 私もこんなに寒がりでアドバイザーとしての説得力は……?
……
なんか分かんないけど、頑張っていきたいよ。